《亀岡市で幼稚園に場を提供された、M様》
築100年以上の大きな古民家を購入し、自主保育の活動の場として活用されるM様。
古民家に耐震工事を施し、親子で一緒に壁を塗り床を張り替え、
そして親子で運営する自主保育の幼稚園「森の幼稚園そとっこ」と「根っこの学校そらまめ」の
活動の場として、「育ちとつながりの家 ちとせ」を開園されました。
―「育ちとつながりの家 ちとせ」はどんな場所になりそうですか?
「そとっこ」代表I様:
子どもの育みの場であると同時に、地域の方にも来て頂いて
コミュニケーションをとれる場所にしたいです。
手作りの暮らし、昔ながらの暮らしを大切にしたいと思います。
今は炊飯器が無いとご飯が炊けないとか、
何かが無いと何かができない事が多いですね。
昔からやっていたこんな方法があるんだよ、
という事をこの古民家で子ども達に伝えたいです。
―古民家所有者のM様もその考えに賛同されて、
活動の場所として提供されたのでしょうか?
M様:
たまたま孫が「森のようちえん そとっこ」に行っていて、
その考え方に共感しました。
何かできることは無いかと考えて、
幼稚園の場所を提供しようと思ったんです。
子どもは子ども、大人は大人、ではなく、
色々な世代が交流できる場所が必要ではないかと思います。
古民家にて自主保育の幼稚園・学校を運営され、たくさんのお子様が集まる場になるという事で、
M様も安全性を人一倍気にされていました。
そこで、古民家の耐震診断を行い、可能な限りの補強工事を施す事になりました。
古民家の造りは現代の基準と全く異なる事から、現代の耐震基準には当てはまりません。
当然耐震工事も現代のものは使えず、専門の知識と技術が必要となります。
古民家再生を長年手掛けてきた弊社の腕の見せ所です!
《まずは耐震診断》
現状の古民家を分析し、どこをどう補強すれば強度が上がるのかを計算して算出します。
《補強工事の打合せ》
あくまでも昔に建てられた建物ですので、現代の建物の基準とは異なった補強になります。
どこをどう補強するか、弊社と工事関係者、そしてM様と自主保育幼稚園の関係者様で打合せを行いました。
古民家の景観を守りながらいかに強度を高めるか、試行錯誤が始まります。
《耐震補強工事と荒壁パネル》
いよいよ補強工事です!建物の強度を高めるため、柱を追加し、天井には支えを組みました。
実はこの古民家、M様の前の持ち主さんは、この地域に幼稚園を立ち上げるなど教育に力を尽くして来られた方でした。
全くの偶然ですが、この素晴らしい縁が繋がって、新たな一歩を踏み出そうとされています!
M様、「そらまめ」「そとっこ」の皆さま、ご協力頂きまして、ありがとうございました。
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